9月1日は「防災の日」。非常食や防災用品を確認するときに、あわせて見直したいのが毎日過ごす部屋の家具配置です。
地震の揺れで家具が倒れたり移動したりすると、けがにつながるだけでなく、玄関や廊下への避難動線をふさいでしまうことがあります。家具を新しく買い替えなくても、置く向きや場所を少し変えるだけで改善できる場合があります。
この記事のポイント
- 玄関・廊下・ドアの前に十分な通路を確保する
- 寝る場所や長時間座る場所の近くに背の高い家具を置かない
- 家具の向きと転倒した場合の範囲を確認する
- 家具や住居に合った方法で正しく固定する
防災のために家具配置を見直す理由
政府広報オンラインでは、家具が倒れてけがをしたり出入口をふさいだりしないよう、家具の向きや配置を工夫し、壁への固定などの対策を行うことが案内されています。総務省消防庁も、室内の安全と避難経路を確保するために家具を固定する重要性を紹介しています。
まずは部屋を見渡し、「この家具が手前に倒れたら、どこまで届くか」「引き出しや扉が開いたら通路をふさがないか」を想像してみましょう。
参考:政府広報オンライン「災害時に命を守る一人ひとりの防災対策」/総務省消防庁「地震による家具の転倒を防ぐには」
1.玄関までの避難動線を家具でふさがない
リビングから玄関まで実際に歩き、テーブルの角、ソファの張り出し、収納家具の扉などが通行の妨げになっていないか確認します。日常では気にならないわずかな狭さも、停電時や床に物が散乱した状況では大きな障害になり得ます。
伸縮式・折りたたみ式・入れ子式の家具は、必要なときだけ広げ、普段は通路を確保しやすいのが特徴です。例えば、大小のテーブルを重ねて収納できる円形ネストテーブルなら、暮らし方に合わせて床面を使いやすくできます。
2.寝室と長時間過ごす場所には「安全な空間」を
ベッドやソファの近くには、背の高い収納家具や落下しやすい物をできるだけ置かないことが大切です。家具を置く場合は、倒れる方向が就寝場所や座る位置、出入口に重ならないよう調整します。
視線を遮りにくい低背家具は、圧迫感を減らしながら部屋全体を見渡しやすくします。TIAROでは、幅や座席数を選べるロータイプソファ fmdgz-3730などをご用意しています。
3.収納をまとめて床や通路に物を置かない
床にバッグや日用品が置かれていると、暗い室内でつまずく原因になります。日常的に使う物の定位置を決め、出入口付近や通路に物をためない習慣も大切な防災対策です。
一台でソファとベッド、収納を兼ねられる家具は、限られた空間で家具の数を増やしすぎない選択肢になります。収納付きソファベッド hyt-1239は、普段のくつろぎと来客対応、収納を一台にまとめたい方に適しています。
防災を意識した家具選びの例
4.家具の固定は住居と家具に合った方法で
背の低い家具や省スペース家具を選ぶことだけで、地震への安全性が保証されるわけではありません。壁の構造、家具の形状や重量、床材などによって適切な固定方法は異なります。L型金具、ベルト式器具、ストッパーなどを検討し、取扱説明書や自治体・消防署の案内、必要に応じて専門家へ確認してください。
賃貸住宅では壁に穴を開けられない場合もあります。管理会社や大家さんへ相談したうえで、住居条件に合った対策を選びましょう。
今日から確認できる家具配置チェックリスト
- 玄関・廊下・ドアの前に家具や荷物がない
- 家具が倒れても出入口をふさがない向きになっている
- ベッドやソファの上に重い物や割れ物を置いていない
- 背の高い家具やテレビが適切に固定されている
- 引き出しや開き戸の飛び出し対策を確認した
- 夜間でも避難経路をたどれるよう整理されている
よくある質問
背の低い家具なら固定しなくても大丈夫ですか?
いいえ。低い家具でも形状、重量、設置条件によって滑ったり移動したりする可能性があります。家具と住居に合った固定方法を確認してください。
家具の配置で最初に確認する場所はどこですか?
玄関までの通路、寝室、家族が長時間過ごすリビングから確認するのがおすすめです。特に、倒れた家具がドアを開けられなくする配置は避けましょう。
賃貸住宅ではどのように対策すればよいですか?
管理会社や大家さんに固定器具の使用可否を確認し、壁を傷つけにくい方法も含めて検討します。ただし、家具や壁の種類に合わない器具を自己判断で使用せず、製品説明や公的機関の案内を確認してください。
まとめ|防災の日を、家具配置を見直すきっかけに
防災対策は特別な道具をそろえるだけではありません。通路を広く保つ、家具の向きを変える、床に物を置かない、正しく固定するなど、毎日の部屋づくりから始められます。
9月1日の防災の日をきっかけに、ご家族と一緒に「安全に外へ出られるか」という視点で住まいを確認してみてください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。家具の安全性や適切な固定方法は、建物・壁・床・家具の仕様によって異なります。各製品の取扱説明書、公的機関や自治体の案内、専門家の助言をご確認ください。



































